ほんのおすすめについて
最近、友達に2年前に勧めた本について、
その感想と次のおすすめを催促するLINEが届いた。
なんかそれがとてもうれしくて、
暇な時次のチョイスを考えてる。
そのときのおすすめ
①キッチン よしもとばなな
ご存知、私の大好きなよしもとばなな。
この、本のタイトルにもなってるキッチンとキッチン2っていうのもすごくいいんだけど
最後についてるムーンライト・シャドウというのがとても好き。
ばなっち(心の中でそう呼んでる)の本は、
ありえないけどそんなことがあって欲しいなっていう夢のようというか
夢のようなんだけど書き方が切実な感じがする。
特にこの話は切実。
冒頭のあたりがすごくいいし、ハッ!となる。
泣きそうになる。
なんだろうねこの切実さは、若いばなっちの作品だからこんなに訴えかけるのかもしれない
けっこうもうダメだなって時、リセットしたい時、下北の唯一入れるカフェで読む。
たぶん3回は同じ本を買ってて、いろんな時に読んだからいろんなことを思い出す。
同じ本を定期的に読み続けると、感じることの違いで自分の心の状態を測れるのでいいよ。
②ぼくは勉強ができない 山田詠美
これは前家にあったから読んでみた本。
自分が選んだものではない本を読んでみるのも、世界が広がっていい。
他人と付き合うっていうのはそういうことかもしれないね。
この本は主人公の考えが好き。
私もなんでも物事の本質を知りたいと思う。
やり方じゃなくて考え方を知りたいし
いろんなケースをみてパターンを考えるのも好き。
でも高校生ではそんな考えにはならなかったけどね。この主人公は大人だね。
読みやすくて、明るい気持ちになる。
答え合わせをしたい本というか、
そうだよねーと思いたいときに読むといい本。
③リバース 湊かなえ
これは何もコメントしてはいけないかなと思う。
湊かなえとか、東野圭吾の本は疾走感があるんだよね。一瞬で読み終えたいの。
移動中(特に飛行機)ってできることが限られてるから、集中できるので本を読むのも楽しい。
そういうときに読むにはぴったり
また読みたいなぁ。
別の話だけど、映画とか小説を見たり読んだりするときに、先にネタバレを読むことが多いです。
知りたいっていうのもあるけど、それはそれで、展開が気になりすぎて邪推したり読み飛ばしたりせずに細かい表現を見逃さないで済むからいいのです。
なにより、おすすめの感想をわざわざLINEしてくれたことがうれしかった。
ありがとう私のことを忘れないでいてくれて。
あと村上春樹のエッセイもおすすめです。
昔ananで連載してたもの。
軽くて、短くて、なんか本当にちょっと思ったんだなというようなことが書いてあるのがいい。気負わずに読めます。
次のおすすめが決まったらまた書こう。